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【お役立ち情報】 『オフィスの賃貸借契約における、ネット契約とグロス契約とは何?』

オフィス面積には2種類の契約面積

オフィス移転等で物件を探す時には、必要な面積に基づいて候補物件を選ぶと思いますが、
オフィスビルの面積(契約面積)には、大きく分けるとネット契約とグロス契約の2種類があります。

面積表記の方法が2パターンあるのです。

さて、オフィス賃料は、下記のように算出するのが、一般的です。

契約面積×坪単価の賃料=月額賃料
(※管理費・共益費を含まない)

募集資料(不動さん屋の持っている図面や賃料条件表)の中には、
総額の賃料が書いてなく、坪単価のみ記載されているものが多数あります。

でも、本当に知りたいのは、総額の賃料です。

ということは、契約面積を正しく知っておくことがポイントになります。

それでは、ネット契約やグロス契約とは、いったい何のことなのでしょうか?

ネット契約とは何?

ネット契約

ネット契約とは、
「執務スペースとして使える有効面積を、
契約面積とする契約」をいいます。

共用部分やトイレ、給湯室などの面積は
契約面積に含まれません。

該当する部屋の、壁芯面積が契約面積となります。

壁芯計算ですので、実際の内寸面積とは、違います。ここだけ注意をしてください。

(ネット契約の例)
※黄色の部分を契約面積とする
大型ビルに多い契約面積の表記方法

グロス契約とは何?

グロス契約一方グロス契約とは、ネット契約と異なり、執務スペースとして使える有効面積に共用部分やトイレ、給湯室などを含んだ壁芯面積を契約面積とする契約をいいます。

契約面積の中に、トイレや廊下部分が含まれる契約です。

グロスに含まれる部分は、ビルによって違います。

よって、当然含まれる面積も変わってきます。

あくまで指標ですが、契約面積に含まれる共用部分の割合は、約10%~20%位が一般的です。

(グロス契約の例)
※濃い青が執務スペースとして使用できる範囲だが、青色全体の契約面積になる。
特徴:大型ビル以外

オフィスレイアウトと実質賃料に影響!

上記までで、気付いたと思いますが、
ネット契約とグロス契約の違いによって、執務スペースとして使える面積が変わってしまうのです。

賃料面から考えても、大きな問題です。

それではココで、具体的な例を挙げて考えてみましょう。

さて、どちらがコスト的にお得でしょうか?!

Aビル 30坪(ネット契約)賃料・共益費込み 15,000円/坪

Bビル 30坪(グロス契約 20%)賃料・共益費込み 13,000円/坪

一見すると、同じ30坪なので坪単価が安いBビルがお得な感じがします。
実際の総額では、Aビル45万、Bビル39万になるので、Bビルの方が毎月の賃料は安くなります。

しかし、実際にオフィスとして使用できる面積を考えてみましょう。

Aビルは、ネット契約なので、実質のオフィスに使える面積は当然30坪。
単価15,000円なので、総額45万円です。

Bビルは、グロス20%のビルなので、30坪×20%=6坪。
6坪分がオフィスとして使えない面積。30坪-6坪=24坪。
つまりBビルにおいて実質のオフィスに使える面積は、24坪になります。

39万をネット面積24坪で割ると坪単価16,250円となります。

ネット面積として、賃料を比較をすると

Aビル 30坪(ネット面積)賃料・共益費込み 15,000円/坪

Bビル 24坪(ネット面積)賃料・共益費込み 16,250円/坪

実際は、Aビルの方が坪単価は安くなり、お得感があります!

このように、ネット契約とグロス契約の特徴をしっかり押さえておくことが大事になります。

ましてや、Bビルで契約した後に、
「30坪を契約したハズが、執務スペースが24坪しかないので、机が入らない!」
ということになっては大変です。。

ネット契約かグロス契約か?という点は、募集資料には記載されていないこともあるので、しっかり確認をしてください。
※絶対記載しなくちゃダメ!というルールもありません。

また先ほども書きましたが、グロス契約の場合、共用部分が含まれる割合はビルによって異なります。

面積を数字だけで比較せずに、ネット契約か、グロス契約かを踏まえて、内覧の時にチェックをしてからご契約してください。

セキュティの重要性を認識し、社員一丸となって万が一に備えセキュリティ対策をしていきましょう。

オフィス移転コーディネータ荻原光良〔今回のオフィスサポーター〕
オフィス移転コーディネータ 荻原 光良

オフィスセキュリティコーディネータ有資格者。
セキュリティー、オフィス不動産に関して得意としている。

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